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もやもやエンジニア

IT系のネタで思ったことや技術系のネタを備忘録的に綴っていきます。フロント率高め。

Elixir 入門 ~ MIX AND OTP ~ その6 - Dependencies and umbrella projects

  • KVアプリケーションは完成したので次にそれを実装するTCPサーバーを作成する。その前にMixDependencyについて理解する。

External dependencies

  • 外部依存はビジネスドメインに縛られない。例えば今のKVアプリケーションのためにHTTP APIが必要であれば外部依存するパッケージとしてPlugを使う。
  • パッケージはHex Package Manager に登録されている。依存関係は mix.exsdeps関数に定義する。
def deps do
  # 0.5.x で最新のバージョンを取得
  [{:plug, "~> 0.5.0"}]
end
  • Hexで管理されているパッケージは安定版だが、開発中のものを使いたいときはgit経由でも書くことができる。
def deps do
  [{:plug, git: "git://github.com/elixir-lang/plug.git"}]
end
  • 依存パッケージを追加してコンパイルするとMixmix.lockを生成する。これは依存関係にあるパッケージのどのバージョンを使ったかが記録されている。

Internal dependencies

  • 内部依存はプロジェクト特有のもので、プロジェクト外では意味をなさずプライベートにしておきたいもので、内部依存のアプリケーションを使いたい場合は、git経由か、umbrella projectsという方法がある。umbrella projectsを使うと一つのプロジェクトの中に複数のアプリケーションをホストでき、単一のリポジトリで管理できるので通常はこちらを使う方が管理しやすい。これまでに作ったKVアプリケーションを含んだプロジェクト kv_umbrella を作成する。

Umbrella projects

  • 複数のアプリケーションを管理する kv_umbrella を新しく作成する。mix newのときに--umbrellaオプションを付与する。
mix new kv_umbrella --umbrella
  • 実行するとコンソールに表示される内容が --umbrellaなしでmix newしたときと変わっているはずだ。mix.exsのコードもまた変わっている。--umbrellaオプションを指定したことでこのアプリケーションがumbrellaとして動作するようになった。
  • 次にkv_umbrella/apps/に移動してkv_serverアプリケーションを作成する。こちらは作成の際に--supオプションをつける。これはMixが自動でsupervision treeを生成してくれるようになる。
mix new kv_server --module KVServer --sup
  • KVServerのmix.exsを見てみよう。
defmodule KVServer.Mixfile do
  use Mix.Project

  def project do
    [app: :kv_server,
     version: "0.0.1",
     deps_path: "../../deps",
     lockfile: "../../mix.lock",
     elixir: "~> 1.0",
     deps: deps]
  end

  def application do
    [applications: [:logger],
     mod: {KVServer, []}]
  end

  defp deps do
    []
  end
end
  • deps_pathlockfileが追加されているが、これはappsの下でmix newをしたことでMixが自動で全体の構造を解釈して追加している。このアプリケーションが外部依存するパッケージはkv_umbrellaと共有されることになった。
  • また、application/0の中も変わって、mod: {KVServer, []}が追加されている。これは--supフラグを追加したことによるもので、KVServerが全体のアプリケーションのsupervision treeを開始することを意味する。
  • lib/kv_server.exの中を見ると前の章で作成したsupervisorの実装が自動で組み込まれていることがわかる。あとはこれに監督されるアプリケーションを追加していく。

In umbrella dependencies

  • apps/kv_server/mix.exsを開いてkvを追加する。
defp deps do
  # kvがkv_serverの中で使えるようになる
  [{:kv, in_umbrella: true}]
end
  • depsは依存関係を解決するだけなのでKVアプリケーションが開始されるわけではない。applicaiton/0に追加してKVアプリケーションが開始されるようにする。
def application do
  # kv_serverが開始されれば`kv`も開始されるようになる
  [applications: [:logger, :kv],
   mod: {KVServer, []}]
end
  • 次にappsの下に今まで作成したKVアプリケーションを移動する。KVのmix.exsもKVServerと同様に以下のコードを追加しておく。
deps_path: "../../deps",
lockfile: "../../mix.lock",
  • ここまで出来たらkv_umbrellaのrootに移動してmix testを実行してみる。2つのアプリケーションのテストが走るはず。
  • このようにUmbrella Projectはアプリケーションを管理するのに便利である。管理されるアプリケーションは切り離されていて個別の設定が定義できる。個別に開発することもできるし、リストを明示的にして一緒に使うこともできる。